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製品レポート(OR/Teton Bros.)

春のスキーツアーには気持ち良い時期となりました。今回は、軽さを意識したギアテストを試みました。

 

装備品は

スキー、ブーツ、ストック、アイゼン、ピッケル、スキーシール、スノーソー、ピケット、スコップ、プローブ、シュラフ(モンベルアルパインダウンハガー800#0)、ダウンマット、ビビィ、テントのグランドシート、化繊ジャケット、化繊パンツ、捨て縄、土嚢袋、ハーネス、スリング、カラビナ、ザイル、プーリー、ヘッドランプ、エマージェンシーキット、水筒、クッカー、バーナー、ライター、ガス、ヘッドランプ、充電器、携帯電話、予備電池、コンパス、地形図、GPS、食料、予備手袋・靴下、マルチツールなどでした。

 

 

 

 

まずキャンプ地に着くと、アウトドアリサーチのヘリウムビビィを設置。ビビィの設置には、スリングとカラビナを使いました。カラビナはアンカーとして使えます。本製品にガイラインなどは付属していませんので、必要なものを適に容易する必要があります。ガイラインを取り付けるループの数も必要最小限でした。足元の取付ループは1ヶ所だったので、ビビィの内側にカラビナを入れて、スリングで縛ってカラビナを付け、雪に埋めてテンションを張りました。

 

寒暖の差が激しい時期なので、結露をかなり気にしましたが、思った程酷くはありませんでした。透湿性の高いパーテックスならではの仕事でした。ただ、寝ていてなんだか酸素が薄い気がしたので、ジッパーは少し開けておきました。いざという時、直ぐに裂いて脱出できるようにズボンポケットにマルチツールも備えておきました。厳冬期であれば、雪洞と組み合わせる必要があると感じました。寝心地は、ダウンマットを敷いているので悪くありませんでした。直ぐにトイレに出れるように、スキーのインナーブーツは履いたままで寝ました。何度かトイレに出ましたが、狭いので、出入りがめんどくさいです。しかし、軽さと引き替えなので、その恩恵はあって余りあると思います。今回はベースキャンプで使用してますが、稜線上に雪洞掘って寝るのであれば、断然ビビィだと思います。あと、沢登りにはかなり調子良いのではないかと思われます(これは来週テストします)。しかし、トレッキングなら間違いなく前室付きのテントを持っていきます(笑)

バックパックについては、結露対策で土嚢袋に入れておきました。土嚢袋は懸垂支点用に用意したコンクリートのガラを入れるようなデカイやつです。

 

 

次いでバックパック。Teton Bros.のKoma38。こちらはブランド初となるバックパックなだけに、お客様も慎重。店頭にて、どうですかと聞かれるものの、未知数な部分が多く上手く伝えられていなかったので、今回の山行に使ってみることに。

 

気になったのは1つだけ。ショルダーベルトが短いこと。自分の場合、身体が大きいので、ショルダーベルトを緩めると直ぐに末端に行き当たってしまう。引きしろが少ないので、重い荷物を背負っていると引きにくい。このベルトは、無駄に長いと邪魔だということで、敢えてメーカーさんが短くしているのだけど、個人的には長くしておいて、短い方を好む人には切って使ってもらえるとありがたい。

それ以外は、これまでにないくらい最高のバックパックでした。

 

今回の山行で良いと感じた点は大きく5つ。

 

まず第1に、先に書かせていただいたとおり、そこそこの荷物を背負いました。なので、剛性が必要です。フレームが弱いバックで、重い荷物を背負うと疲れてしまいます。コマのフレームはU字フレームです。独立フレームだとどうしてもねじれに弱くなりますが、U字なのですごく安定しています。(スキー板を背負わない、1デイの日帰りBCなら、ここには拘りません。)さらにコンプレッション機能が抜群に良い。荷物がぎゅっと締まります。そして、その質量に負けないショルダーベルトとウエストベルト。最初は多少固さを感じたものの、馴染んでしまえば、これほど快適なものはないという感じでした。

 

第2に、スキーのサイドアタッチメントがかなり優秀です。取付けやすく、しっかりホールドできるという点。これはスキー専用のアタッチメントを設けているからに他なりません。コンプレッションベルトと兼用していると、どうしても一度緩める必要がありますが、専用のベルトがあれば、とにかくスピーディに入れやすいのです。林道のアプローチから、ルンゼ登攀に入る際のスキー取付けは従前よりも格段にスピーディに行えました。

 

第3に良かったのは、拡張性能を備えていること。38Lとされていますが、マチを最大限に使えば、実際もっとたくさん入ります。リッドのベルトが延長できるからです。今回は比較的重いものをバックパックに収納し、軽いものをストレージバックにいれて、フロントパネルのアタッチメントに取り付けたことで、アプローチも快適でした。正直、スノーボード用のアタッチメントは、個人的に必要ないから切り落としてしまおうかと思いましたが、あって良かったのです。切らなくて良かったと思いました。ストレージバックを留めておくのに、右上のベルトと左下のベルト、左上のベルトと右下のベルトをクロスさせて使いました。

 

第4に、ザックの重心。正直これが第1かもしれません。スコップやゾンデ、スノーソーと言ったアバランチツールを背中側に収納できることで、滑走時に後に引かれる感じがありませんでした。背面に設けることで、スコップの柄が長いものは収納しにくくはなりますが、長ければ中に収めてしまうこともできるので問題ありません。そして割と重量のあるクランポン収納エリアがボトムについていることです。一番ぶれない腰の位置に設けることは、遠心力が働きにくいのです。軽量クランポンでない人は、恐らく1KG 前後あると思います。そんな人にはかなり良いと思います。もし、軽量クランポンなら、ボトムはザイルスペースにしておくと良いと思います。重いザイルもこの位置に入れておくと左右に振られず安定します。

 

第5は、視認性の良さ。背面が開くバックは数ありますが、開口部分がやたらデカイので、必要なものを直ぐに取り出すことができます。指を怪我して止血するのに、エマージェンシーキットを取り出しましたが、急斜面でも慌てることなく取り出せました。しっかり開くけれど、ものが落ちることもない。上から下まで、隅々まで良く見えました。

 

楽しみにしていた斜め掛けのスキーストラップについては、今回使用することがなかったので、次回以降に試してみたいと思います。これからはじまる連休のスキーツアーのお伴に、ぜひコマを連れて行ってみてください。きっと快適だったと喜んでいただけると思います。

 

それぞれの商品につきまして、スペック等は下記よりチェックしてみてください。

 

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