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ビレイデバイス

通常の確保だけでなく、引き上げシステムなどでも役立つビレイデバイス。当店では、現在3つのビレイデバイスをご用意しています。今回はガイドモード機能での操作性を比べてみました。

 

DMM社のピボット。アンカーアタッチメントホールの下に軸を作ることで、リリースがスムーズに行えます。支点(軸)と作用点(ロープ荷重)の距離が近いことと、リリースホールにサイズがあるので、大きなカラビナがかけやすいことから、支点から力点(カラビナ)までの距離を取ることができます。他にも、2つのフリクションモードから選択できるなど、現場状況に応じた使い分けが可能です。3つのビレイデバイス中、最も軽くリリースできました。

 

次いで、SMC社のスパイアー。こちらは、アンカーアタッチメントホールとリリースホールが並列している形状が特徴的となっています。多くのビレイデバイスが下から上へ引き上げてリリースするのに対して、こちらは上から下へ力を加えることで、リリースしようとするもの。計算上ではピボットよりもリリースに大きな力を必要としますが、下方向なので、力が入れやすいというメリットがあります。3つのビレイデバイス中、2番目に軽かったです。

 

最後がエーデルリッドのメガジュル。こちらは、装備の軽量化を念頭においたビレーデバイスです。中ではリリースするのに一番力を使いました。支点(アンカーポイント)から作用点(ロープ荷重)までの距離はスパイアーと変わらないくらいでしたが、リリースホールは軽量カラビナ用で口径が小さいので、大きなカラビナはセットできず、支点までの距離が稼げませんでした。あくまで細径ロープとの相性を考え、軽量化に特化した製品なので、そこではないような気もします。実際、ブレーキアシストなどの機能を備えており、細径ロープを扱う際の安全面に対してはしっかりと配慮がなされています。

 

今シーズンは、バックカントリーでのレスキューについても関心をお持ちいただけるよう、店頭にレスキューシステムをセットしています。近年、降雪が安定しないシーズンが続いており、谷割れによる事故事例も報告されておりますので、十分お気をつけください。ブルーアイスの新作軽量ハーネスも届いております。ほか、雪崩用エアバックなどもご用意可能です。詳しくは店頭宛てお尋ねください。

 

 

 


ブルーアイス ハミングバード BLUE ICE Hummingbird

スキー&スノーボードマウンテニアリングのために設計された、超軽量スノーアックス”ハミングバード”のご紹介です。

 

ルンゼや雪稜の登攀補助として役立ちます。カーブシャフトで支点を安定させやすく、急斜面での登攀に有効です。実重量わずか206g。ヘッドはチタン、シャフトは航空機グレードのアルミです。ヘッドとシャフトのジョイント部に、スペーサーとして樹脂パーツが使われています。

 

 

シャフトは握り込んだとき、手の指の関節に沿うように角付けされているのでフィット感が抜群です。


斜めにカットされたスパイクは鋭利で、クラストした雪面にしっかり食い込みます。シャフト内部には雪が入り込まないようにストッパーがついています。ほか、カラビナホールも備えます。

 

 

ピック先端はやや広角で尖がれています。ピック下部は逆目で、引き抜けにくい形状になっています。ピックの厚さが根元から先端まで均一の厚さなので、抵抗面積が大きくグリップが良さそうです。

 

アイスアックスではないので、通常氷に打ち込むことはありませんが、念のため。

実際氷へ打ち込んでみると、刺さるというより表面の氷を粉砕するイメージに近いです。完全に氷化した雪面であれば、1発でアッズを打ち込むのは厳しいです。このことも軽量であることの特性として理解しておく必要があります。


 

参考までに、ブルーバード(旧作)のピック(クロモリ)です。

 

ブレードも肉抜きされています。

BLUEICEロゴが洒落てます。

 

ハイシーズン中、若しくは、残雪期でやや雪が緩んだころが使用適期となります。ハイシーズン中であっても、風の影響を断続的に受けるような場所や溶けて凍ってを繰り返すような日射の影響を受け易い場所など、完全に氷化した斜面を登攀するには適していません。(アイスアックスの性能とは異なります。)シーンやコンディションに合わせて使い分けして頂く必要があることをご理解ください。

 

商品詳細はこちらから。

 

 

 


Aerogel エアロゲル

 

プリマロフト社のGold Insulation シリーズに、エアロゲルを使ったファブリックが登場しています。断熱性能が必要とされる製品のコンパクト化、軽量化が進んでいます。これまで重量がネックとなってトライできていなかったアドベンチャーも、少しずつ現実的なものになるかもしれませんね。

 

 

PrimaLoft® Gold Insulation with Cross Core Technology 

NORRONA  trollveggen Primaloft100 Zip Hood

 

 

PrimaLoft® Gold Insulation Aerogel

OUTDOOR RESERCH  BITTER BLAZE AEROGEL GLOVES  INCEPTION AEROGEL GLOVES。

 


Scrambling(スクランブリング)

ここ最近、店頭でご質問いただく「SCRAMBLING(スクランブリング)」について、分かりやすい動画と説明がありました。参考にしたのは、Team BMCの動画とRed Bullページの解説

スクランブリングは、アルパインクライミングや沢登りへのアプローチとして、また、BCスキー・BCスノーボードのバックアップに必要なロープワークの基本操作を覚えるのにも役立ちそうです。基本的にナチュラルプロテクションのみで、シンプルなロープワークで確保するような紹介がされています。これからロープワークを身に付けたい方が動きを覚えるにも、スクランブリングは役立ちそうです。ハイグレードハイキングにも近い感じがします。

 

 

 

 

 

 

 

 


MYSTERY RANCH SCEPTER 50/ミステリーランチ セプター50

モンタナ ミステリーランチから、新作「セプター50」が届きましたのでご案内です。

 

堅牢なフレームを要するバックパッキング用パックと、しなやかさを要するクライミングパックは、それぞれ性格の異なるアイテムですが、ミステリーランチでは目的に応じて各パーツを着脱できる仕様とすることで、同社のアイデンティティである”快適な運搬性”を損なわないアルパインパックを実現しました。

 

〇テントやマット、数日分の食料を運搬して、トレイルハイクを楽しみたい山行。

〇アプローチからのクライミングという目的の変化。

〇トレイルから急峻なロックなど、ルートコンディションの変化。

 

グラスロッド2本・HDPE(高強度ポリエチレン)製シートフレーム・ウエストベルトを着脱して、それぞれ対応できます。

 

 

それらをすべて装着すれば、バックパック本体の剛性が向上し、荷重分散も適切に行え、バックパッキングパックとして活躍します。ロッドとシートフレーム、ウエストベルトのパッドのみ外すことでクライミングパックへチェンジ。身体の動きに追従し、ねじれる動きにもしっかりとついて来ます。ショルダーベルトは肩回りの動きを意識したラインを描き、ストレスがありません。ベルト幅・クッションの厚み・ベルトの硬度は絶妙で、ウエストベルトを振れ止めとしてフィットさせた程度でも、肩への荷重にストレスは感じません。

 

フロントパネルには、ピッケル・フォームマットなどのアクセサリホルダーを備え、内側にはアイゼンポケットも用意されています。ヘルメットやロープもホールド可能、岩場へのアプローチも快適です。

 

バックルやアックスホルダーにはアルミ製のパーツを使用し、岩場での破損を防ぎます。サイドのコンプレッションベルトは着脱可能で、バックルで長さ調整可能な約50僂離好肇薀奪廚法6杁淹の仮固定などにも使えます(not for climbing)。

 

カラーは2色、サイズは50Lと35Lの2サイズ展開。ミステリーランチらしさの光るバックパックなので、ぜひチェックしてみてください。

 

スペック詳細につきましては、こちらからどうぞ


ARC'TERYX SIGMA SL PANT MENS

アークテリクスのSIGMA SL PANT MENSをご紹介です。

 

沢の遡行を含むバリエーション的な山行であれば、耐久性があり、動き易く、軽量で乾きが早い。そんなパンツが理想的です。

遡行中は保温タイツとロングパンツを併用、沢を抜ければロングパンツのみ。生地の目付量が少ないほど、水分を含む量も少ないので、結果的に乾きも早くなりますが、ロングパンツとなれば強度も必要。SIGMA SLが採用しているのは、目付量220g/m2のFORTIUS1.0。パンツ総重量はわずか284gです。組成はナイロンとエラステン、4方向のストレッチで撥水加工がされています。ASCENTと呼ばれるアルパインクライミングのカテゴリでは、最も薄手の生地になります。

 

アークテリクスには、ESSENTIALS、TRAVERSE、ENDORPHIN、24、WHITELINE、ASCENTとアクティビティやライフスタイルを大別したいくつかのカテゴリが存在します。それぞれのカテゴリの特性を考察しながら、使用する生地を選定していることが分かります。例えば、ESSENTIALS(オールラウンドアウトドア)に使われているソフトシェルとASCENT(アルパインクライミング)で使われているソフトシェルは同一ではありません。ASCENTは、アルパインエリアでの山行に特化したモノづくりをしており、ハーネスとの干渉、岩場での擦れ、登攀時の動き易さなどに対応できるソフトシェル素材を使用しています。これにかかる縫製の手法も他のカテゴリとは異なります。負荷のかかり易い臀部側の縫製〜股下ガゼット後部にかけては、ストレッチシームテープで補強しています。

 

ガゼットの後側の縫製(↓写真の下側)は、干渉を避けるため糸を露出させずスムースに仕上げています。

(これまた恐縮です…。)

 

内側から見ると、ガゼットの前側(↑写真の上の縫製)は3回縫われています。

 

ウエストベルトは、メタルバックルで、割れる心配もありません。見えないところへのあと一手間を惜しまない、誠実なつくりです。

 

「よく山パンツが壊れます。」というヘビーユーザーさんにも、ぜひこのSIGMA SL PANTをお試しいただけたらと思います。

詳しくはこちらからどうぞ。


NW ALPINE/THIELSEN PANT

3シーズンで使えるソフトシェルパンツ、NW ALPINE THIELSEN PANTのご紹介です。

 

 

ノースウエストアルパイン。新興メーカーですが、しっかり作られています。山用のパンツで一番気になるのは耐久性。一番壊れやすいのは縫製ですが、縫製箇所に直接ダメージを与えないような丁寧な作りになっています。

 

アルパインパンツの股下は、足上げがしやすいようガゼットクロッチが一般的ですが、ハーネスを履いて懸垂などすると、ガゼットの縫製箇所に、内側に巻きこむような力が加わります。これにより、干渉して糸が切れることがあります。

(写真、恐縮です…)

最近はダイニーマ製の軽量ハーネスなど、繊維強度の高いものも出ているので、干渉についての配慮は必要だと思います。THIELSEN PANTSは、縫い付けたガゼットの前側・後側共に、生地の折り返しを前方向(写真だと上方向)にして、力の向きに抵抗しないよう配慮しています。

 

ほかにも、内くるぶし側の縫製を折り込む方向も、しっかり前方向(進行方向)になっています。

 

これは、雪渓などでアイゼンを使う場合、送り出す足の2番目の爪で縫製箇所を不意に引っ掛けてしまうリスクを防ぎます。些細なことに思いますが、疲労が溜まり、集中力が切れ、足がもつれて、うっかり裾に引っ掛け転倒...というリスクは、ある程度想定されると思います。

少し話が飛躍してしまいましたが、細かいところにまで気配りされた良いパンツですので、ぜひお試しいただけたらと思います。

詳しくはこちらからどうぞ。

 


ARC'TERYX ALPHA FL BACKPACK 

アークテリクスのALPHA FL BACKPACKについて、この春より背負ってみての印象になります。

用途としては、源流釣行と沢登りで使用しました。

 

FL Backpackは、防水コーティングされたアルパインパックとして、同社の定番商品としてラインナップされたモデルです。

 

ショルダーハーネスが柔らかめで、肩の可動域を目一杯使うことができるので、垂直嗜好の方にフィットするバックパックです。

バックの重心に関しては、ショルダーハーネスを柔らかくしている分、重心が高いとバックが左右に振られる感じがあります。先のとおり、これは肩の可動域を意識した作りなので、振れを抑えたい場合はパッキングで少し低重心に調整すると解消できます。

 

アイディアとして面白いのは2層構造でも使えるところです。メインの防水荷室は1層ですが、上部にマチが付いているので、1層目には、メインとなる荷物を入れておき、直ぐに取り出したいものについては、マチのところに入れておくと便利です。

ほか、ショートロープなどで、余ったロープを入れておくにも、別袋を用意せずとも、絡むことなく便利です。


 

防水構造であることのメリットは大きく、ザックカバーは要りませんし、コーティングされた表面生地は、藪漕ぎでも不用な引っ掛かりがありません。雨天時や沢登りなどでも、表生地が水を吸いにくく、濡れて本体が重くなることはありませんでした。防水コーティングに加水分解しにくいTPUを使用していることも安心です。

 

ザイルホルダーも付いていますが、万が一立ち木に引っ掛けて落とさないよう、バックアップを取るとさらに安心です。

 

防水の定義としましては、360度あらゆる方向から水をかけた場合での耐水性を備えます。バックを沈めて水圧をかけたり、パック内に水を入れるなどした場合にその性能が維持されるものではございません。またパック底部は特に傷みやすい場所であり、砂利などによって摩耗したり、穴が開いたりすることもあります。傷みやすいと予測される部位にはラバーパッチを貼るなど予防策を講じることで、より長持ちさせることができます。絶対濡れて欲しくないものに関しては、更に防水ライナーなどを併用いただくと安心です。

 

Alpha FL Backpackについてはこちらから。


テラノバ アドベンチャータープ

ウィルダネスキャンプに、テラノバのタ―プを使用しました。(写真掲載は、コンペティションタ―プの旧モデル。サイズと仕様は変わりませんが、新型コンペティションタ―プはさらに軽量になっています。)

現在展開しているタ―プには、アドベンチャータ―プとコンペティションタ―プの2種類あります。火の粉での穴開き必至であっても、焚火の近くで張りたい場合は、生地がやや厚手でローコストのアドベンチャータ―プがお奨めです。しかし、少しでも軽量化したい方には、コンペティションタ―プを。カラーとサイズ、作りは両モデル共同じです。コンペティションタ―プ370gに対して、アドベンチャータ―プは671g。決して軽くはありませんが、ビニールシートほどは嵩張りません。ポリコットンは、重いので沢には不向きかと思います。

 

写真では、表裏を逆に張って、中央部に付いているアイレットをライトのフックとして使っています。中央上部のほのかに明るい部分がライトです。今回は、クライミングロープとスリングを使って張りました。各アイレットは、スリングやカラビナを通すに十分な大きさがあります。最大で3名までとなります。

詳しくはこちらからどうぞ

 

 

最近良く行くエリアで熊に遭う確率が高くなりました。

付近には、遡行前にはなかった、真新しい爪跡が。

 

下部には、前歯で削ったような跡が残っていました。甘皮を剥いで食料としているそうです。思い返せば、入渓点付近で、造林に樹皮剥ぎ対策が施されていました。これが上流部での樹皮剥ぎ被害に繋がっている理由だと改めて納得した次第です。結果的に、熊を奥地へ追いやることに成功しているのだと思います。

自分は、あくまで”お邪魔している”立場であることを忘れないようにしたいと思います。

 


ブルーアイス ユニバーサルピトン BLUEICE UNIVERSAL PITON

ブルーアイス”ユニバーサルピトン”を試してきました。

厚さ6mm。3mm厚のハーケンを2枚重ねで打つ時など、若干もたつくところも1発でいけます。向きを考えずにスピーディに打てます。重量も70gと、ハーケン2枚分より軽いです。沢にも1つ持っておくと役立ちます。

ヘッドをブレードに対して45°傾けることで、ウエイトが乗るとクラック内で回転する力がかかるため、クラックが水平方向か垂直方向かに関係無く、固定できる構造です。カラビナホールは、2枚かけに対応します。

厚さ6mm、ブレード長75mm、重量70g。

 

 

 

 

 

ブルーアイスのユニバーサルピトンはこちらから